祖父は外科医、父は産婦人科医で、小さいころから医療は自分にとって身近な存在でした。
眼科医を志したのは、マリアンナ医科大学で学んでいるときでした。たとえば、内科であれば、診断をした後に手術が必要になったら、外科にバトンタッチしなければ治療を進めることができません。
眼科の場合、初診のカウンセリングから、検査、診断、治療、手術、そして経過観察まですべてを扱うことができます。眼科医なら、一人の患者さんの診察の始めから終りまでをずっと診ていくことができるのです。そんな眼科にやりがいの大きさを感じたのが眼科医を志した理由です。
今日の日々の診療の中で、患者さんから「先生、よく見えるようになりました」といっていただけたときは、自分の選択は間違っていなかったと感じるとともに、やりがいと嬉しさを感じています。