白内障の治療として、点眼薬や内服薬で進行を遅らせることが可能です。ただし、あくまでも「遅らせる」だけで、進行を「止める」ことはできません。また、一度濁ってしまった水晶体を透明な状態に戻すこともできません。
白内障を治して視力を良くするには、現在のところ手術が唯一の方法です。
白内障の手術は、本人が普段の生活で不自由を感じていれば、手術を考えていいでしょう。普段の生活で不便を感じなければ、無理に手術をする必要はありません。
白内障の手術は15分程度の日帰り手術でできますが、手術となると不安を感じる患者さんも少なくありません。そんな場合は、無理に手術は勧めずに、まずは点眼薬治療で進行を抑制して、様子を見ながらじっくりと考えていただきます。患者さん自身が、しっかりと納得して手術を受けていただけるようにサポートしています。